厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室
2011年度高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果(2012.12.21公表)
養護者(高齢者の世話をしている家族、親族、同居人等)による虐待
相談・通報件数 2万5,636件(2万7,281人)
虐待件数 1万6,599件
虐待内容(2万5,287件)
身体的虐待 64.5%
心理的虐待 37.4%
経済的虐待 25.0%
介護等放棄 24.8%
被害高齢者 1万7,103人
女性 76.5%
80歳以上 53.4%
要介護認定済み 69.2%
虐待者
息子 40.7%
夫 17.5%
娘 16.5%
施設従業者等(特養など養介護事業の業務に従事する者)による虐待
相談・通報件数 687件(741人)
虐待件数 151件
特別養護老人ホーム 30.0%
認知症高齢者グループホーム 24.0%
有料老人ホーム 12.0%
虐待内容(195件)
身体的虐待 74.8%
心理的虐待 37.1%
介護等放棄 10.6%
被害高齢者 328人
女性 66.2%
80歳以上 63.0%
要介護度3以上 69.3%
虐待者 181人
40歳未満 42.5%
介護職員 81.2%
[関連記事]
全国版
□高齢者虐待1万6750件、初の減少(2012.12.22読売新聞)
□高齢者への虐待1万6700件 被害者の半数が認知症(2012.12.22朝日新聞)
□介護職員による虐待57%増 過去最多、厚労省調査(2012.12.21共同通信)
□家族による高齢者虐待、初の減少 加害者は「息子」が最多の40%(2012.12.21産経新聞)
地方版
□高齢者虐待 過去最多1284件 介護職員の加害も倍増 府・11年度/大阪府(2012.12.23毎日新聞)
□高齢者虐待 最悪611件 子の未婚・同居増で 11年度/静岡県(2012.12.23毎日新聞)
□高齢者虐待、最多611件 県内11年度/静岡県(2012.12.22静岡新聞)
□高齢者虐待33%減162件 11年度/青森県(2012.12.22東奥日報)
□高齢者虐待 減少103件 相談や通報は60件減 昨年度/高知県(2012.12.22毎日新聞)
[関連資料]
一般財団法人厚生労働統計協会『厚生の指標』論文抄録(2009年6月号)
[結果]
虐待の有無と高齢者の属性、息子の属性、介護環境等との関連を検討した結果、
「要介護度が高い」
「認知症による日常生活自立度が低い」
「息子との人間関係が悪い」
「近隣との交流がない」、
息子が「独身である」
「経済状態が苦しい」
「自己中心的である」
「怠惰である」
「親への依存がある」
「介護の協力者がいない」
「介護知識・技術が不十分である」
「介護負担感が大きい」、
介護者になった経緯が「高齢者の希望ではない」
などにおいて虐待が有意に高率であった。
