CF008 『あの鷹巣町のその後』


住民が選択した町の福祉 」のゆくえ

羽田澄子監督は『住民が選択した町の福祉』(1997年)、『問題はこれからです 続住民が選択した町の福祉』(1999年)の2作品で、1991年に高齢者福祉の充実を掲げて当選した岩川徹・元鷹巣町長、鷹巣町民の”福祉のまちづくり”を追ってきました。
岩川氏は3期12年の間に「住民参加」を重視したワーキング・チームの積み重ねをもとに、社会福祉協議会による24時間在宅ケア、福祉公社が運営する「ケ
アタウンたかのす」(個室ユニットの老人保健施設、ショートステイ、デイセンターの複合施設)をつくりあげ、その取り組みは全国から注目されました。
しかし、2003年の統一地方選挙で、町村合併をかかげた対立候補に大差で敗れました。
今回の作品ではこれまでの記録を集大成するとともに、新町長のもとでのグループホームの廃止、「ケアタウンたかのす」への補助金減額、社会福祉協議会への補助金の打ち切り、鷹巣町高齢者安心条例の廃止、2005年3月の町村合併による北秋田市の誕生、「ケアタウンたかのす」の存亡の危機までをまとめています。
(2005年・カラー・180分・自由工房

投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: