カテゴリー: 書籍紹介
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BF079 『ヒーローを待っていても世界は変わらない』
「反貧困ネットワーク」の活動を続ける著者は、民主党政権に誘われ、2009年10月から2012年3月まで2度の内閣府参与を経験した。 そのなかで、民間活動は「内容は濃いが範囲は狭い」のに対し、行政や政策…
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BF078 『生きる悪知恵』
マンガ家として活躍し、アル中の元・夫を看取り、シングルマザーとして奮闘する著者による「正しくないけど役に立つ60のヒント」集。 「仕事にやりがいは感じますが、給料が安く生活が厳しいです」という32歳・…
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BF077 『きのうの神さま』
著者は映画監督で、過疎の農村で活躍するニセ医者を描いた『ディア・ドクター』で知られる。 本書は映画『ディア・ドクター』のアナザー・ストーリーとして5つの短編連作をまとめたもの。 離島(人口500人)の…
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BF076 『ルポ ゴミ屋敷に棲む人々』
本書はサブタイトルに「孤立死を呼ぶ『セルフ・ネグレクト』の実態」とある。 「セルフ・ネグレクト」は、自殺や自傷と異なり、「自分の世話をしない、自分を放棄することによって、長い時間をかけて生命を脅かして…
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BF075 『K』
著者は小説家で詩人。 配偶者は福井桂子という詩人で、、みずからを「マルK」と称したという。 本書では1959年に著者がKと知り合い、2007年にKが亡くなるまでの47年間を綴っている。 2度目のデート…
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BF074 『母の遺産 新聞小説』
「ママ、いったいいつになってら死んでくれるの?」…疲れと苛立ちが募る介護の日々、曾祖母から私生児という母方の系譜の解読、夫に「親しい若い女」がいることを知った主人公の再出発などが織り込まれ…
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BF073 『家族という意思 ―よるべなき時代を生きる』
評論家の著者は、家族とは「自分のいのちの受けとめ手が一緒にいること」だという。 母親は「生物的な親」から”原初的母性的没頭”をすることによって、はじめて「受けとめ手としての親」…
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BF072 『夏目家の福猫』
著者は文豪・夏目漱石の孫。 漱石には7人の子どもがいて、著者の母・筆子は長女になる。 本書は母から聞いた漱石家の暮らしぶり、「漱石の孫」ゆえに関わったイベントなど3部構成のエッセイ集。 夏目家の女性は…
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BF071 『驚きの介護民俗学』
著者は民俗研究者から介護職員に転身した異色の経歴を持つ。 本書では、デイサービス、ショートステイなどで出会った高齢の利用者たちに「忘れられた日本人」を発見する驚きを味わい、多彩な聞き書きを紹介するとと…
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BF070 『介護と裁判 よりよい施設ケアのために』
著者は母親がショートステイ利用中に転倒し寝たきりになり、亡くなったという体験をきっかけに、介護事故の裁判などを取材し『介護が裁かれるとき』(岩波書店、2007年)をまとめた。 矛盾に満ちた介護保険制度…
