出会ってしまったら…
パリの狭いアパートに猫一匹と八百屋のツケで暮らす高齢女性・マド。
ある日、マドをみかけたイザベルは、なぜか気にかかる。
いくたびか訪ね、食事を運び、彼女の人生に耳を傾け、しかし、マドの頑なさと変わりやすい気分にふりまわされ、マドとの関わりを何度もやめようとします。
しかし、病院で精密検査を受けたマドの身体は、末期ガンで余命いくばくもないことを知ったイザベルは、仕事も恋も中断し、マドの残りの日々に寄り添うことを決めます。
イギリスの作家ドリス・レッシングの同名小説(集英社・2000円)に、母親の死をなかなか受け容れられなかったというルネ・フェレ監督が共感して映画化した作品。
しかし、病院で精密検査を受けたマドの身体は、末期ガンで余命いくばくもないことを知ったイザベルは、仕事も恋も中断し、マドの残りの日々に寄り添うことを決めます。
イギリスの作家ドリス・レッシングの同名小説(集英社・2000円)に、母親の死をなかなか受け容れられなかったというルネ・フェレ監督が共感して映画化した作品。
小説は高齢女性が病院に入院し死亡するまでの主人公の葛藤を描き、映画より数段シビアで現実的な内容。
原題(英語)は『善き隣人の日記』で、聖書の教えであるとともに、イギリスの高齢者支援のボランティア組織名とのこと。アメリカには「シニア・コンパニオン・プログラム」、日本の「傾聴ボランティア」(シニア・ピア・カウンセリング)など似たような活動があります。
原題(英語)は『善き隣人の日記』で、聖書の教えであるとともに、イギリスの高齢者支援のボランティア組織名とのこと。アメリカには「シニア・コンパニオン・プログラム」、日本の「傾聴ボランティア」(シニア・ピア・カウンセリング)など似たような活動があります。
(ルネ・フェレ監督・脚本/2001年/フランス映画/カラー)
